森保J「土俵際」W杯最終予選、勝ち点6確保へ一発求む!大迫ら1トップ候補が初練習

 ベトナム入りした大迫(右手前)、権田(左手前)ら(C)JFA
 オンライン会見する大迫
 出国する柴崎(左)と前田(C)JFA
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 日本代表は8日、W杯カタール大会アジア最終予選ベトナム戦(11日)に向けてベトナム・ハノイで合宿を開始し、7日に現地入りした大迫勇也(31)=神戸=ら5人が初練習を行った。アウェー2連戦での勝ち点6獲得には、4試合でわずか3得点にとどまる得点力不足解消が最重要課題。1トップの筆頭候補でもある大迫は「誰が出てもいい。日本が勝つことを考えてプレーしたい」と決意をにじませた。古橋亨梧(26)=セルティック=らも控える最前線で、森保一監督(53)の選択が注目される。

 「土俵際」の敵地2連戦で日本の最前線は誰に託されるのか。最終予選B組で2勝2敗の日本は、オマーンと同勝ち点ながら総得点差で4位に沈む。4試合3得点は同組最少で最下位ベトナムも下回る。11日には首位サウジアラビアと2位オーストラリアの直接対決があり、日本は2連勝ならオマーンを上回るだけではなく、上位との差も詰められる。森保監督が求める「最高の勝ち点」=勝ち点6の獲得には得点力不足解消が不可欠となる。

 森保監督は1トップでプレー可能な選手を10月よりも増員し、選択肢に幅を持たせた。筆頭候補とみられる大迫は右膝の負傷から復帰し、6日の徳島戦で決勝点を挙げた。「脚は全く問題ない」と断言したが、フル出場には至っておらず、絶好調とは言いがたい。

 一方で古橋は7日のリーグ戦で2得点。1トップとして公式戦18戦13発と最も勢いに乗っている。東京五輪世代も出場機会を狙う。「ゴールの意識が強くなった」という前田(横浜M)は6日のFC東京戦でハットトリックを達成するなど、21得点でJ1得点ランク首位を独走。上田も直近10戦7発と調子を上げており、指揮官の見極めが試される。

 大迫は「誰が出てもいい」と語り、「日本が勝てればいい」と何度も繰り返した。最優先されるべきは日本の勝利。道理としては正しい。ただ、「ゴールでチームを勝たせたい」とも語った。勝利への先導役を譲るつもりはない。

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