「Ｗ杯アジア最終予選、ベトナム－日本」（１１日、ハノイ）

　日本代表のＦＷ上田綺世（２３）＝鹿島＝が９日、Ｗ杯カタール大会アジア最終予選ベトナム戦（１１日、ハノイ）に向けオンライン取材に応じ、「チャンスだと思っています。クラブでの活動を認めてもらえたのはすごく自信にもなる」と語った。

　リーグ戦でここまで１３得点を決め状態を上げてきた。「正直フル代表とかは考えてなかった」と所属クラブでの活躍を振り返り、「自分のチームで結果を出すことしか考えていなかった」と、とにかく結果だけを求めてきた。

　日本代表の１トップには不動の存在となっている大迫勇也（神戸）が右膝の負傷から復帰し６日の徳島戦で得点を決めているが、フル出場はしておらず状態は万全ではない可能性が高い。同じく東京五輪を戦い、リーグの得点ランクトップを走る前田大然（横浜Ｍ）もライバルとなる。それでも、上田は「自分にしかできないことをピッチの中で表現したい」と自分に集中する。

　４試合を終えて２勝２敗で３得点のみ。上田は「得点でチームの助けに」と意気込んだ。