C大阪・乾貴士「来年の始動に合流するため」シーズン中に人生初手術を決断
J1C大阪の元日本代表MF乾貴士(33)が13日、大阪市此花区の舞洲グラウンドでの練習後に取材に応じ、「来年の始動には、みんなと一緒に合流するためにこの決断になりました」と15日に右膝軟骨損傷の手術を行うことについて説明した。
来季に向けて抱えていた不安を取り除く。この日の練習を別メニューで終えた乾は右膝について「昔からちょっと痛かったんですけど、今年途中で違和感が出て、ちょっとひどくなった。でも途中で入って途中で抜けるわけにはいかなかったので、テーピングやトレーナーの方に手伝ってもらって試合をできる状態まではしてもらっていたので、何とかできていました」と明かす。チームはJ1残留を決め、ベスト4に勝ち残っている天皇杯も乾は登録の関係で出場できない。この時期に手術をして、来季始動に間に合うように復帰するプランを描く。
33歳にして選手生活初の手術となる。「不安はありますよ。オペなくサッカー人生終わろうと思っていたので」と正直な気持ちを明かす。それでも今後を考えて踏み切った。
小菊昭雄監督(46)も乾について言及。「貴士の膝が良くないということは私も知っていた。その中でJ1残留、もうひとつは三つ目の星を刻むということでルヴァンカップでも相当な思いで臨んでくれていた。このふたつの目標を達成するまでは私に預けてほしいとメディカルスタッフと協議を重ねて、最終的にこのタイミングになりました」と説明した。
この日、チームは練習をサポーターと報道陣に公開。応募したサポーター100組200人が川崎戦(20日・ヨドコウ)に向けての練習を見学した。