DF冨安健洋が提言 スローインもセットプレー「アーセナルで学んでいることを還元」
「W杯アジア最終予選、オマーン-日本」(16日、マスカット)
日本代表は13日、オマーン戦(日本時間17日)に向け、試合の開催されるオマーン・マスカットで調整。9月のオマーンとの初戦を欠場したDF冨安健洋(23)=アーセナル=がオンライン取材に応じ、「普段アーセナルで学んでいることを日本代表に還元できる部分はあると思う」と名門クラブの主力としてプレーする自信を示した。
日本代表の課題となっている得点力不足についても名門クラブの視点から提言した。
セットプレーでの得点の少なさを指摘された冨安はアーセナルでの練習について説明した。「現代サッカーでいえば、スローインもセットプレーと捉えてアーセナルでは練習する。スローインから逆サイドに持っていくことができれば、そこからチャンスを生むことができるので。スローインも練習した方がいい」と考えを示した。
名門でプレーする日々に成長を実感している。「毎試合プレッシャーのある中でプレーさせてもらっている。ワンプレーへのリアクションがプレミアリーグのサポーターは分かりやすい。いいプレーをしたらスタジアムは沸くし、逆にネガティブなプレーすると良くない反応が起こる」。厳しい環境の中、加入後、リーグ戦8試合連続スタメン。6勝2分けと結果を残し、主力に定着した。
そのアーセナルへの移籍手続きを優先させたことで、9月のオマーン戦は合流がかなわず欠場した。日本が敗れた試合を見て「たまたま負けたわけじゃないとは感じました。戦術が浸透しきっていた」と警戒を強める。
勝てばW杯出場圏内の2位浮上の可能性もある。「勝ち点3が必要。負けているので高いモチベーションで自然と臨むことができる」と必勝を誓った。