C大阪 大久保嘉人が引退「苦しいことが一番多かった それが自分を強くしてくれた」
C大阪は19日、FW大久保嘉人(39)が今季限りで現役引退すると発表した。22日の午後に引退会見を行う。今季は15年ぶりにC大阪に復帰し、開幕から3試合連続得点を記録。だがそこからは結果を残せず、ここまで26試合に出場し6得点だった。
大久保は長崎・国見高から2001年にC大阪入り。Jリーグでは神戸、川崎、FC東京、磐田、東京でプレー。海外ではマジョルカ、ヴォルスフブルクでプレーした。
Jリーグでは2013年から史上初の3年連続得点王。通算191得点はJ1最多得点記録。2003年に日本代表入り。国際Aマッチ60試合出場、6得点。
大久保はクラブを通じて以下のようにコメントした。
「今シーズンをもちまして引退することを決断しました。20年間という長い期間、プロサッカー選手として走り続けられたのは、日本サッカー界、そして所属させてもらったクラブの関係者、ファン・サポーターの皆さまのおかげです。本当に感謝しかありません。
この20年間、苦しいことも楽しいことも嬉しいこともいっぱいありましたが、苦しいことが一番多かったかもしれません。しかしそれが自分を強くしてくれたと思っています。そして、大久保嘉人のプレースタイルが、いろいろなチームの選手、ファン・サポーターの皆さまにご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っています。
また、どのクラブにいっても、どんな時でも変わらず声援を送り続け、そばで支えてくれたサポーターの皆さんの存在はいつも私を勇気づけてくれました。本当にありがとうございます。
これからの人生の方が長く険しいものになると思いますが、このサッカー人生で学ばせていただいたことを生かして、また一から色々なことを学び、頑張っていきたいと思います。本当に20年間ありがとうございました」