J1広島スキッベ新監督就任 「広島での時間楽しみ」名門クラブや代表監督も経験
J1広島は25日、来季の新監督にミヒャエル・スキッベ氏(56)が就任すると発表した。新指揮官はクラブを通じ、「広島での時間を楽しみにしている。日本の人々や文化を知る機会を得られることは私にとって大きな名誉。歴史に名を残せるような素晴らしいチームを作り上げ、皆さまと共に喜びを分かち合いたい」と話した。
ドイツ国籍のスキッべ新監督は現役時代は84~86年にシャルケでプレー。指導者へ転身後はドルトムント、レバークーゼンなど母国の名門クラブの監督を務めた。15~18年にはギリシャ代表の監督に就任。昨季から今季まではアル・アインFC(サウジアラビア)で監督を務めていた。
チームは18年から城福浩監督(60)がチームを率い、初年度は2位と躍進したが、年々順位を落としていた。今季はJ1残留を決めたものの、現在は10位に低迷。降格圏内にいるチームに相次いで敗れるなど課題の得点力不足解消の兆しが見られなかった。城福監督は10月下旬に退任し、現在はヘッドコーチだった沢田謙太郎(51)が指揮を執っている。
世界での経験豊富な指導歴があり、若手の育成に定評のある新監督がチームに変革をもたらし、来季は上位進出を目指していく。