C大阪 大久保ゴールはなしもホームラストマッチ飾る逆転勝利

 「明治安田生命J1、C大阪2-1名古屋」(27日、ヨドコウ桜スタジアム)

 今季限りで現役を引退するC大阪のFW大久保嘉人にゴールは生まれなかった。後半40分に涙を見せながらFW豊川雄太と途中交代した。ただ、チームは今季ホーム最終戦を2-1で逆転勝利を飾った。

 9月26日の鹿島戦以来6試合ぶりの先発となった大久保にとってはホームラストマッチだった。前半からゴールだけを目指した。前半13分、ペナルティエリア内から右足でシュート。惜しくも枠を捉えることはできなかった。3分後にもゴール前で浮き球に抜け出し、ヘディングシュートも決めきれなかった。前半だけで4本のシュートを放った。

 後半も果敢に攻めたが、同22分に名古屋の柿谷曜一朗に先制点を奪われた。しかし、同35分にMF藤田直之がこぼれ球に反応し、強烈なミドルシュートをたたき込んだ。

 同40分に涙を見せながら大久保は途中交代。執念の逆転弾はその2分後だった。コーナーキックから西尾隆矢ヘディングで合わせて決めた。

 チーム一丸で大久保の現役ラストホームを白星で飾った。

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