冨安フル出場も競り負け マンU戦 アーセナルの先制点はGKが倒れている間に
「イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド3-2アーセナル」(3日、マンチェスター)
日本代表DF冨安健洋はフル出場し奮闘したが、相手のエース、クリスチャーノ・ロナウドに2得点(うち1点はPK)をたたき込まれるなどし、競り負けた。また、アーセナルの先制ゴールは珍しい状況で生まれた。
0-0で迎えた前半13分、アーセナルは右CKのチャンスで、一度はクリアされたボールをつなぎ、スミスロウがミドルシュートでゴールネットを揺らした。この時、ユナイテッドのゴールを守るGKデヘアはピッチに倒れていた。
ゴールが入った瞬間は、主審は試合を止めた。ただ、直前のCKの段階で、味方選手のフレッジに右足を踏まれたものと見られ、デヘアがプレーを再開できる状態になったタイミングで、アーセナルの得点が認められた。
前半終了間際の44分に、同点を許した場面では、右サイドバックとしてサンチョと対峙したが、後方から上がってエリア内に入ってきたフレッジにパスを出され、さらにブルーノ・フェルナンデスへと繋がれ同点シュートを決められた。アーセナル全体として、後方から上がってきたフレッジを捕まえきれなかったのが響いたシーンだった。
ユナイテッドは、後半7分にC・ロナウドが右サイドからのパスをゴール正面で待ち構え、アーセナル守備選手の間の狭いスペースでコンパクトにシュート。決定力を見せて勝ち越した。
9分にはアーセナルがウーデゴールが同点弾を決めたが、同23分に、ユナイテッドのフレッジをエリア内でウーデゴールが倒してしまいPKに。これを同25分にC・ロナウドが突き刺して、決勝点となった。
アーセナルは7勝2分け5敗で勝ち点23の5位。マンチェスター・ユナイテッドが6勝3分け5敗で勝ち点21で7位。