横浜FC最下位 早川監督セレモニーで謝罪「降格という結果 責任感じている」
「明治安田生命J1、横浜FC0-1札幌」(4日、ニッパツ三ツ沢競技場)
J2降格が決定している横浜FCは最終節で意地を見せることはできなかった。勝てば他会場の結果次第で最下位脱出の可能性があったが、札幌に0-1で敗れた。今季の開幕戦で1-5と大敗した相手にホームでリベンジとはならなかった。
立ち上がりに攻めこまれる不安定な戦いだった。前半6分に自陣でMF瀬古樹がボールを奪われるミスから失点につながった。後半はホームの声援も受けてペースを取り戻したものの1点は遠かった。
今季途中から就任した早川知伸監督は試合後のセレモニーで「今シーズン、苦しい、難しいシーズンではありました。その中でも多くのサポーター、スポンサー企業の皆様のおかげで最後まで頑張ることができた。本当にありがとうございました」とまずは感謝を伝えた。そして、「J2降格という結果になってしまったこと、数多くの敗戦をしたことによって、皆様が悔しい思いをさせてしまったことに責任を感じております。申し訳ございませんでした」と語った。
今季6勝9分け23敗。昨季は15位と本来の残留圏内で終えたことから今季はトップ10を掲げたが、大きく目標には届かなかった。来季はJ2から再びJ1を目指す戦いとなる。
J1最年長出場と最年長得点記録更新がかかる54歳のFW三浦知良はメンバー外となり、スタンドから今季最終戦を見守った。同じくゴールを決めればJ1最年長得点記録更新となるMF中村俊輔は後半43分から途中出場。終了間際にはフリーキックを蹴ったが、惜しくも得点とはならなかった。