サッカー パリ五輪代表監督に大岩剛氏一本化 16日の理事会で正式決定へ
日本サッカー協会は8日、技術委員会を開き、2024年パリ五輪を目指す年代別の日本代表監督として、元J1鹿島監督の大岩剛氏(49)に一本化したことが分かった。16日の理事会で諮られ、正式決定する見通し。
技術委員会後にオンライン取材に応じた反町技術委員長は具体名こそ避けたが「できれば40代の監督」と語り、Jリーグでの指導経験や日本代表歴など指揮官に求める条件を列挙した。
日本協会では日本人を中心に人選を進め、大岩氏は早くから候補の一人に挙がっていた。今冬には来季J1に昇格する磐田から監督就任を打診されたが、固辞したという。
元日本代表DFの大岩氏は10年の現役引退後に鹿島でコーチを務め、17年6月に監督に昇格した。18年にはアジア・チャンピオンズリーグ初制覇に導き、19年に退任。その後は日本協会でS級ライセンス講習の指導者養成に携わり、年代別代表の指揮を担当するなど育成年代にも精通している。
パリ五輪世代には日本代表MF久保建英(マジョルカ)や日本代表に初選出されたばかりのMF荒木遼太郎(鹿島)、DF西尾隆矢(C大阪)らがいる。