Jリーグが東京Vに「罰金100万円及びけん責」処分 永井前監督のパワハラ行為認定
Jリーグは24日、オンライン会見を行い、永井秀樹前監督(50)が、所属選手やスタッフに対して、ハラスメントを行ったことが認定されたJ2東京Vに対し、「罰金100万円及びけん責」の処分を決定したと発表した。
Jリーグがクラブから提出を受けたコンプライアンス委員会報告書によれば、監督が、クラブ所属の選手やスタッフに対して、「サッカーの指導に不必要に攻撃的な言葉や暴言」、「不適切な指導や不適切な取り扱い」、「人格等を否定する言葉や暴言」を行うことにより、ハラスメントを行ったことが認定されていた。これを受け、Jリーグはクラブ取締役、管理職者等に直接事情聴取を行い、事実関係を確認。裁定委員会への諮問および答申を経て、クラブ側の管理監督義務違反を認め、Jリーグの社会的信用を毀損したものとみなし、クラブに対して「罰金100万円及びけん責」処分を課すことに決定した。
8月28日に一部でパワハラ行為があったことが報道された永井前監督は9月1日に成績不振を理由に辞任している。クラブではハラスメント行為について、7月26日からコンプライアンス委員会を立ち上げて調査中としていた。