元日本代表FW豊田陽平が金沢へ完全移籍 石川県出身「故郷に恩返しするチャンス」
J2金沢が24日、元日本代表FWの豊田陽平(36)が完全移籍で加入すると発表した。
石川県出身で、星稜高校卒の豊田にとっては地元でのプレーとなる。プロでのキャリアを名古屋でスタートさせた豊田は、山形、京都を経て、10年からプレーした鳥栖で大ブレーク。ゴール前でのパワフルなプレーから得点を量産した。18年には蔚山への期限付き移籍を経験。今季途中に鳥栖から栃木へ完全移籍していた。
豊田は金沢加入にあたり、クラブを通じ、「ツエーゲン金沢を愛するすべての皆さま、2022シーズンより加入させていただきます小松市出身の豊田(とよだ)陽平(ようへい)です」と挨拶。「18歳で石川県を離れプロサッカー選手となり18年のキャリアをこれまで積ませていただきました。この度、故郷に恩返しするチャンスを与えてくださったツエーゲンに骨を埋める覚悟でまいりました」とコメントした。
その上で、「石川県人としての誇りとプライドをもち、謙虚にリスペクトを欠くことなく、大切な仲間と共に戦い抜きます。クラブを更なるステージに押し上げられるようこれからも変わらず誠実に地域に寄り添い精進いたします。伝統文化で彩られた県民の皆さまにも、鮮やかでこだわりのユニフォームをご着用いただき、雨が降ろうと、雪が降ろうとも、共に戦い共に喜びを分かち合い、新たな歴史を一緒に一体となって掴み取りましょう。赤黒に染まる本拠地、西部緑地公園陸上競技場にてお会いできることを楽しみにしております」と呼びかけた。