神戸FW田中順也が契約満了で退団「また新たなチャレンジを楽しみにしています」
J1神戸は27日、元日本代表FW田中順也(34)との契約満了に伴い、来季の契約を更新しないことを発表した。
田中は2017年にスポルティング(ポルトガル)から完全移籍で加入。5シーズンを神戸でプレーした。前線の選手の補強が続いた今季はリーグ戦7試合出場2得点だった。
退団に際し、クラブを通じて次のようにコメントした。
「こちらの公式発表の通り、僕のヴィッセル神戸での旅路が終わりをむかえました。5年間という素晴らしい時間をヴィッセル神戸サポーターと共に過ごせたことが、何よりも幸せでかけがえのない財産となりました。特に2019年に天皇杯でヴィッセル神戸初のタイトルを獲得することができました。
メリケンパークに集まってくれたサポーターの人たちと一緒に喜びを分かち合ったあの瞬間が忘れられない思い出です。
それから、今年の最終戦であるサガン鳥栖戦のラストタイムでゴールを取れたこと。5年間の思いが詰まったゴールになりました。試合に出たら必ずゴールかアシストをしたいと思っていたので、達成できて本当に嬉しかったです。そして試合後にサポーターが手拍子で応援歌を表現してくれたこと。最後の試合で自分の応援歌を聞けたことに本当に感動的でした。ありがとうございます。
あとは、沢山のパスを供給してくれた頼もしい仲間たちに本当に感謝したいです。いつ、いかなる時も、味方のサポートなしに自分のゴールはありません。素晴らしい選手たちと練習を共にし、過ごせた1日1日が幸せでした。ありがとうね。かわいい後輩たちの更なる成長と成功を願っています。
この5年間でヴィッセル神戸は少しずつ少しずつ、力を増し、ヴィッセル神戸のスタイルを確立できるようになってきました。その成長の過程を一緒に歩むことができたことはとても貴重な経験になりました。スタッフの方々のチーム作りに対する努力や修正力は本当に素晴らしかったと思います。選手として、幸せな時間を過ごせたのも、支えてくれたチームスタッフの方々のおかげでした。ありがとうございました。
僕自身はまた新たなチャレンジを楽しみにしています。また決まり次第報告いたします。それでは、良いお年を!!」