関東第一6発快幕星 有観客の新国立で躍動!“鬼門”2回戦も勝つ
「全国高校サッカー選手権・1回戦、関東第一6-0中津東」(28日、国立競技場)
有観客で2大会ぶりに全チームが競技場に入場行進をして集まった開会式と開幕戦1試合が行われ、関東第一(東京B)が中津東(大分)に6-0で快勝した。前半13分にMF若松歩(3年)が決めた選手権での新国立第1号を皮切りに、前後半それぞれ3得点と異なる6人がゴールを決めて2回戦へ駒を進めた。第100回の節目を迎えた大会は、来年1月10日に決勝戦が行われる。
記念すべき第100回大会の開幕戦を関東第一が飾った。新国立での選手権第1号は前半13分。コーナーキックのこぼれ球にMF若松が反応し、右足で押し込んだ。「意識はしていなかった。自分のゴールでチームを勢いづけられて良かった」と懸命なプレーがゴールにつながった。
その先制点を皮切りに前後半3得点と異なる6人による6発で初戦突破。小野監督は「攻撃陣が思い描いている形で得点を取れた」とうなずき、「まだ浮ついた気持ち」と“聖地”での勝利に喜んだ。
開幕戦を国立で戦うことが決まり「いつもと同じことができるわけない」と小野監督。この日まであえて慣れ親しんだ自分たちのグラウンドではなく、外部のグラウンドを借りて練習を重ねる対策も実った。
次戦は“鬼門”の2回戦。「関東第一の歴史の中で2回戦を越えられていない。2日間精いっぱい準備したい」と若松。2年連続4度目の挑戦で新たな歴史を塗りかえる。