尚志 超高校級CBチェイス・アンリの衝撃 規格外プレーに敵将「雰囲気が変わる」

 前半、厳しいマークを受ける尚志のチェイス・アンリ(右中央)=撮影・開出牧
 PK戦でゴールを揺らしガッツポーズを決める尚志のチェイス・アンリ(撮影・開出牧)
 PK戦を制し喜びを爆発させるチェイス・アンリ(左後方)ら尚志イレブン(撮影・開出牧)
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 「全国高校サッカー選手権・1回戦、尚志0(PK4-3)0瀬戸内」(29日、柏の葉公園総合競技場)

 尚志(福島)がPK戦を制し、瀬戸内(広島)を下した。

 U-22(22歳以下)日本代表に飛び級で選出されたDFチェイス・アンリ(17)は随所に存在感を発揮し、無失点に貢献した。屈強なフィジカルは観衆に衝撃を与え、正確なサイドチェンジで攻撃の起点となり、セットプレーでは得意のヘディングで相手ゴールに迫った。PK戦でも1人目として成功。対戦した瀬戸内の田中監督は「プレー一つでスタンドの雰囲気が変わる。タレント性も含めていい選手だなと感じた」と、超高校級センターバックへの賛辞を惜しまなかった。

 米国人の父と日本人の母を持ち、本格的にサッカーを始めたのは中学からという。2004年3月24日の早生まれだが、187センチ、80キロと体格は抜きん出ている。

 今夏にはドイツ1部シュツットガルトのセカンドチームに練習参加した逸材。瀬戸内戦でもJ複数クラブのスカウトが熱視線を送り、国内外から進路が注目される。31日の2回戦では初戦を6-0と大勝した関東一(東京B)と対戦する。

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