Jリーグ 鳥栖・金前監督パワハラ認定 公式戦8戦出場停止など暴力行為8件で懲戒処分
Jリーグは30日、オンラインで会見し、J1鳥栖の金明輝前監督(40)がパワーハラスメントを行ったと認定し、公式戦8試合の資格停止とけん責の懲罰処分を発表した。クラブに対しても自浄能力を示すべきだったとして罰金300万円とけん責処分を科した。
リーグの調査チームにより、金前監督は鳥栖U-18監督時の2016年から選手・スタッフに対し、暴力行為や暴言によるパワハラを繰り返していたと事実認定された。
12年6月に練習中での選手への足払いや、20年夏に選手の前髪が長いことに立腹しての平手打ちなどトップチーム監督としても暴力行為8件を認定。「死ね」「殺すぞ」「消えろ」「そんなプレーは小学生でもできる」「おまえの顔は気持ち悪い」「アホ」「ボケ」「ハゲ」などの暴言もあり、19年に当時湘南・曺貴裁監督への公式戦5試合の出場資格停止を上回る懲罰となった。
金前監督の指導者ライセンスについては今後、日本協会が審議する。19年の曺氏は協会から1年間のS級ライセンス停止処分を受けた。