J1鹿島 FW鈴木優磨の電撃復帰を発表 シントトロイデンから2年半ぶり
J1鹿島は3日、ベルギー1部シントトロイデンに所属していたFW鈴木優磨(25)が完全移籍で加入すると発表した。約2年半ぶりの古巣復帰となる。
鹿島を通じて「このたび、鹿島アントラーズに復帰することになりました。自分としては、この夏の段階でステップアップのための目標になかなか近づくことができず、同時に、一番体が動けるうちにアントラーズでプレーしたいという気持ちをずっと持っていました。ベルギーへ移籍してからもアントラーズのことは常に気にしていましたし、最近は結果が出ていない様子も見ていました。自分はアントラーズに関わるすべての人たちを笑顔にするため、このクラブを優勝させるために帰ってきました。もう一度カシマスタジアムのピッチに立てると思うと、今からすごく興奮しています。必ずタイトルを獲れるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」とコメントした。
千葉県出身の鈴木は鹿島の下部組織から2015年にトップチームへ昇格。18年にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝に貢献し、大会MVPにも選出された。19年夏にシントトロイデンに完全移籍。昨季は欧州主要リーグで日本人最多となる17得点を挙げ、現地ではイタリア1部リーグ(セリエA)への移籍を希望していると報じられたが、残留していた。今季は昨年12月27日のオイペン戦でゴールを決めるなど11試合2得点だった。
鹿島はクラブ創設30周年を迎えた昨季も無冠に終わり、国内主要タイトルから5年間遠ざかっている。ジーコ・テクニカルダイレクター(68)、鈴木満フットボールダイレクター(64)が退任し、スイス人のレネ・バイラー氏(48)が新監督に就任した過渡期に、鹿島育ちのストライカーが帰還した。