岩渕ら海外組6人選出 なでしこジャパン、W杯予選兼ねた女子アジア杯メンバー発表
日本サッカー協会は7日、2023年女子W杯(オーストラリア、ニュージーランド共催)アジア予選を兼ねた女子アジア杯(20日開幕・インド)に臨むメンバー23人を発表した。チームは11日に集合し、15日にインドへの出発を予定している。
10月に就任した池田太監督(51)は昨年11月に欧州遠征を行い、初陣となる国際親善試合アイスランド戦に0-2、オランダ戦に0-0で2戦1分け1敗だった。その11月の欧州遠征メンバーからはGKでスタンボー華(大宮)が山下杏也加(INAC神戸)になり、MFで小林里歌子(日テレ東京V)が遠藤純(エンジェル・シティ)となった以外の21人は同じ顔ぶれとなった。FW岩渕真奈(アーセナル)ら海外組は6人。WEリーグで無敗のまま首位を走るINAC神戸からは4人の選出にとどまった。
会見に出席した日本協会の佐々木則夫女子委員長(63)は「2023W杯を含めた大切な大会。そういった意味でも皆さんのご期待に添い、日本の皆さんに明るい未来を届けるために頑張っていきたい」と話した。
池田監督は欧州遠征メンバーから大きな変更がないことについて「10月に新しくなでしこが発足して、10月にトレーニングキャンプ、11月に海外遠征。期間がそれほど多くなかったので、限られたトレーニングキャンプの中で積み上げてきた選手たちに少しウエートを置いた。この2回のキャンプで積み上げたものをアジアの大会でぶつけられれば」と説明。欧州遠征では招集しなかった遠藤には「左利きのスペシャリティーを持ち、スピードも世界に通じる。チームにさらなるパワーをプラスしてくれる」と期待した。メンバーは次の通り。
▽GK 1 池田咲紀子(三菱重工浦和)、18 山下杏也加(INAC神戸)、21 田中桃子(日テレ東京V)
▽DF 4 熊谷紗希(バイエルン・ミュンヘン)、5 三宅史織(INAC神戸)、12 乗松瑠華(大宮)、2 清水梨紗(日テレ東京V)、6 宮川麻都(日テレ東京V)、3 南萌華(三菱重工浦和)、22 宝田沙織(リンシェーピング)、20 高橋はな(三菱重工浦和)
▽MF 8 猶本光(三菱重工浦和)、17 成宮唯(INAC神戸)、7 隅田凜(仙台)、14 長谷川唯(ウェストハム)、16 林穂之香(AIK)、15 長野風花(仙台)、23 宮沢ひなた(仙台)、13 遠藤純(エンジェル・シティ)
▽FW 9 菅沢優衣香(三菱重工浦和)、10 岩渕真奈(アーセナル)、11 田中美南(INAC神戸)、19 植木理子(日テレ東京V)