神戸・三浦監督「今の自分があるのは小嶺先生のお蔭」国見時代の恩師に哀悼の意
J1神戸は7日、元国見高監督で現長崎総合科学大学付属高サッカー部の小嶺忠敏監督の死去を受けて、教え子である三浦淳寛監督(47)のコメントを発表した。三浦監督は「本当に悲しくて、残念です。今の自分があるのは小嶺先生のお陰です」などと、故人へ哀悼の意を表した。
コメントは以下の通り。
「突然のご不幸を伺って、本当に悲しくて、残念です。今の自分があるのは小嶺先生のお陰です。
小嶺先生のもと、高校時代、日本一を目指して厳しいトレーニングをする事で、実際に日本一になることができました。何より高校生活で学んだことは、人間性の部分です。先生からは、『良い選手である事は素晴らしい。自分の人生を考えた時には、それだけでなく、良い人間性だと言われるような大人になって欲しい』と言葉をもらいました。高校三年間で今の自分の基礎となる人間教育を受けました。自分も常に謙虚さや、今の自分がどうなのかを振り返る事、そういう事を当たり前にできるようになりました。それは、小嶺先生の教育のおかげだと思っています。
今の自分の座右の銘は、高校時代に小嶺先生から頂いた『自信と過信は紙一重』です。この言葉を忘れずに人生を進めていきます。
先生はサッカーに懸ける情熱は誰よりも持っている先生だと思いますし、今までずっと突っ走ってサッカーに懸けてきた分、天国で少し休んで欲しいなと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ご冥福をお祈りします」
大分市出身の三浦監督は国見高進学後、小嶺監督のもとで選手権を2度制覇。3年時の第71回大会は主将として国見高3度目の優勝を成し遂げた。