大久保嘉人氏「教わったこと全てが今の自分に」 恩師・小嶺さん死去、インスタで追悼
長崎・国見高サッカー部を指導して全国高校選手権を戦後最多タイの6度優勝に導いた元監督の小嶺忠敏(こみね・ただとし)氏が7日午前4時24分、肝不全のため長崎市内の病院で死去した。
国見時代の教え子で、昨季限りで現役を引退した元日本代表FW大久保嘉人氏(39)は7日、自身のインスタグラムで恩師を追悼した。
大久保氏は国見のユニホームを着て小嶺氏と笑顔で並んだ写真をアップ。「小嶺先生の突然の訃報に接し、心から哀悼の意を表します。先生に教わったこと全てが今の自分になっています」と悼んだ。
小嶺氏率いる国見のサッカーに憧れ、小学校卒業後に故郷福岡を離れて国見中に進学。「怖い怖いと思われていた先生。でも、私が知っている先生は本当に優しくて、いつも最高の笑顔を見せてくれる先生でした」と恩師の思い出をつづる。高校3年時は全国高校選手権で得点王に輝き、小嶺監督のもとで全国制覇を達成した。
プロでJ1最多の191得点、2度のW杯出場など数々の偉業を成し遂げると、昨年11月19日に電撃的に引退を発表。「先生に直接、引退の報告ができて良かった。先生が作ってくれた大久保嘉人のサッカー人生を、最後の最後まで見届けてくださり、本当にありがとうございました」。天国に旅立った人生の師に感謝した。