神戸・三浦監督「先生から頂いた『自信と過信は紙一重』忘れずに」 小嶺さん悼む
長崎・国見高サッカー部を指導して全国高校選手権を戦後最多タイの6度優勝に導いた元監督の小嶺忠敏(こみね・ただとし)氏が7日午前4時24分、肝不全のため長崎市内の病院で死去した。
国見時代の教え子でJ1神戸の三浦淳寛監督(47)は7日、クラブを通じて哀悼の意を表した。「突然のご不幸を伺って、本当に悲しくて、残念です。今の自分があるのは小嶺先生のおかげです」と悼んだ。
故郷大分から進学した国見で2度の全国制覇。「日本一を目指して厳しいトレーニングをすることで、実際に日本一になることができました。何より高校生活で学んだことは、人間性の部分です」と感謝する。3年時には主将として最も近くで小嶺氏から教えを受けた。
自身も監督となった現在も、その教えは生き続けている。「今の自分の座右の銘は、高校時代に小嶺先生から頂いた『自信と過信は紙一重』です。この言葉を忘れずに人生を進めていきます」と天国の恩師に誓った。