森保監督が小嶺さんを悼む「サッカーに全霊をかけて立ち向かっていく姿に感銘」
長崎・国見高サッカー部を率いて全国高校選手権を戦後最多タイの6度制した元監督の小嶺忠敏(こみね・ただとし)さんが7日に肝不全のため長崎市内の病院で死去したことを受けて、日本代表の森保一監督(53)が8日、日本協会を通じて以下の通りコメントを発表した。
「小嶺先生の訃報に触れ、心から哀悼の意を表します。
小嶺先生と初めて話したのは高校3年生の時でした。
サッカーにかける情熱の高さに驚いたことを今でも覚えています。
長崎を離れた後も、サッカー選手として歩み始めた自分を折に触れては声をかけてくださったこと、激励していただいたことも忘れられない思い出です。
私が代表チームを指揮するようになってから、挨拶に伺ったときも、ご自身が先頭に立って高校生の選手たちを指導する場面に遭遇しました。いくつになっても初心を忘れず、サッカーに全霊をかけて立ち向かっていく姿に感銘を受けました。私もサッカー人として生涯、情熱を持ってサッカーと共に生きていきたいと思っております。
小嶺先生、ありがとうございました。
安らかなるご冥福を心よりお祈りいたします」
森保監督は長崎市深堀町で育ち、地元深堀中から長崎日大高に進んだ。