今野も加入 稲本、関口に続く大型補強の南葛SC JFL昇格には“難関”が待つ
サッカー元日本代表のMF今野泰幸が関東リーグ1部の南葛SCに移籍することが25日、発表された。稲本潤一、関口訓充に続き、日本代表経験者が続々と集結している。
同クラブは世界的にも人気のサッカー漫画「キャプテン翼」の作者・高橋陽一氏が代表を務めている。今野は南葛SCを通じ「子どもの頃から大好きだった『キャプテン翼』のチームでプレーできるなんて夢のようです。子供から大人まで、幅広い世代の人が大好きな『キャプテン翼』のチームを、より多くの人に応援してもらえるように、勝利に貢献していきたいと思います」などのコメントを発表した。
主に守備的なポジションで高いユーティリティー能力を持つ今野は19年途中に磐田へ加入。昨季までプレーしていた。W杯にも南アフリカ、ブラジルの2大会に出場した。
この南葛SCは東京・葛飾区に拠点を置き、関東リーグ1部に昇格したばかり。将来的なJリーグ加入を目指しているが、今季の目標であるJFL昇格は、日本全国のどのチームにとってもかなりの難関となっている。
というのも、JFLには関東リーグ1部で優勝するだけでは昇格できず、各地域リーグの上位チームなどによる「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」を勝ち抜かなければならないからだ。
各地域リーグとJFLの入れ替えについては、今季の正式な概要は発表前だが、昨年の時点で2019年時の開催概要に戻すことが発表されている。それによると、地域リーグからJFLに入会するためには、成績面では「全国地域サッカーチャンピオンズリーグの1位、2位チームを自動昇格とする」とされている。
ただ、短期決戦で行われる同大会は、有力クラブであっても敗退してしまうケースがある。経験豊富な選手による大型補強で、南葛SCが関東リーグを含めた難関を乗り越えられるかが注目される。