C大阪・毎熊晟矢「スタメンを奪うことを目標に」元FWが右SB奪取に闘志
J2長崎からJ1C大阪に完全移籍で加入したDF毎熊晟矢(24)が3日、宮崎キャンプでオンライン取材に応じ、右サイドバックのレギュラー奪取に闘志を燃やした。
桃山学院大まではFWだったが、J2長崎入団後の1年目のキャンプで人数が足りなかったことからまったく経験のなかったSBで試合に出場した。そこで攻撃参加のセンス、走力を当時の手倉森誠監督に評価され、そのまま右SBに転向した。
転向後は持ち味である攻撃参加を磨くため元日本代表DF内田篤人氏のプレーなどを参考に、自分なりのSB像を研究。「上がっていくタイミングというのも前をやっていたからできたことですし。バイタルエリアに入ってからの3人目の動き、ペナ内に入っていく動き、そこから慌てず落ち着いて最後フィニッシュに持っていけるかというところはFWをやっていたから生きている」と転向について説明する。
長崎で昨季リーグ戦38試合出場3得点。大卒3年目の今季、C大阪に完全移籍して初のJ1に挑戦する。
C大阪の右SBには不動のレギュラーとしてDF松田陸が君臨する。「常に前向きでボールもらって遠くのところまで見えてますし、ポジショニング、立ち位置が本当に良い。技術も高いので失わずビルドアップもできるというところは学んでいます」。多くを吸収しながらもポジション奪取を誓う。「J1挑戦1年目ですごい選手が同じポジションにいますけど、僕自身すごく負けず嫌い。どんな相手だろうと絶対負けたくないので、スタメンを奪うということを目標にやっていきたい」と力を込めた。