バルセロナのクラブ財団副会長が辞任 全豪制覇のナダルを敵対視する投稿、批判を先回りか
サッカースペイン1部リーグ、バルセロナのクラブ財団副会長だったアルフォンス・ゴダイ氏が辞任した。同氏はSNSで、テニスの全豪オープンで優勝したラファエル・ナダルを敵対視したメッセージを残しており、投稿についての批判を先回りする形で職を辞したもの。マルカ、アス、エル・ムンド・デポルティボなどスペイン各紙が3日までに報じている。
ゴダイ氏は「有名な人物に対するツイートでの私の意見が、いくつかの会社やメディアからの圧力によってバルセロナ財団に不利益を与える可能性がある。私はバルセロナが被害を被ることも表現の自由を諦めることも望んでいない。その結果として役職を離れる。ありがとう」と辞任の理由を説明している。
ゴダイ氏は全豪オープンが開催されていた1月末、自身のSNSで「ラファエル・ナダルは最初の1日目から私に苦悩を与えていた。私は彼のことをRM(レアル・マドリード)、フェルナンド・アロンソ、敵国家を代表するすべてのものと同様に“ラ・ロハ”という一つの袋に入れている」としていた。その後ナダルは大会を制覇し、スペイン国内では祝福ムードが高まっている。