第4種のJFA登録料が無料化 約1億8千万円減収も田嶋会長「新たな制度に挑戦」
日本サッカー協会(JFA)は10日、第4種(12歳以下)のチームに所属するサッカー及びフットサル選手のJFA登録料を無料化すると発表した。14日午前6時以降の登録申請から適用され、第4種サッカー選手を対象としたJFA登録料700円と同フットサル選手対象のJFA登録料500円が無料となる。JFAチーム登録料や各都道府県協会などの登録料は対象外。
日本協会が進める登録制度改革とメンバーシップ制度導入に向けた施策の一つ。無料化で日本協会は約1億8000万円の減収となる見込みだが、田嶋幸三会長(64)は「新たな登録制度に挑戦したい」と力を込めた。
少子化やコロナ渦の影響で第4種の登録人数は減少の一途をたどっており、2020年度は前年度から1万5569人が減った。子供たちの門戸を広げ、サッカーやフットサルの普及、振興を図る目的もある。
田嶋会長によると、今後はアプリを使用した、チーム主体から個人主体の登録制度を模索しているといい「メンバーシップとしてサッカー界に居続けてもらえるようなサービスを提供したい。生涯にわたってサッカーに関わっていただける環境を築きたい」と述べた。