FC東京 アルベル監督「自然体で臨みたい」計6人陽性も 18日川崎と開幕戦
J1FC東京のアルベル・プッチ・オルトネダ監督(53)が17日、川崎との開幕戦(18日、等々力)に向けオンライン取材に応じた。この日、新たにトップチームの選手3人が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたが、「どのチームにも起こりうること。誰もが感染する可能性はある。そういう意味でも極端な状況と捉えずに自然体で臨みたい」と語った。
11日と15日にもトップチーム選手が陽性となっており現在6人が隔離され、開幕前に厳しい状況となった。それでも、アルベル監督は「今シーズンは(在籍)人数が多い形でスタートしているので、今とっても危険な状態に陥っているわけではありません」とチーム状況を明かした。
その上で「いい選手は他にもそろっているので開幕に向けて心配していません」と強調。クラブはこの日にFC東京U-18所属のGK小林将天、DF土肥幹太、DF東廉太の3選手がトップチーム登録(2種)されたことも発表した。
FC東京にとって川崎との対戦では2020年10月のルヴァン杯・準決勝で勝利しているが、リーグ戦では18年5月以降7戦(1分6敗)勝ちなし。苦戦している“多摩川クラシコ”に指揮官は「明日の試合に限って言えば当然チームの成熟度が高いチームと改革を始めたばかりのチームでは明確な差がある」と認めながら、「今の状況においてもポジティブに捉えることが重要。差を埋めるために選手一人一人のクオリティをピッチで表現することが重要」と王者との一戦で勝利にこだわる。