川崎が開幕戦勝利 FC東京・松木は後半途中までプレーし存在感

後半、足を負傷し、交代したFC東京・松木玖生(左)=等々力陸上競技場(撮影・西岡正)
FC東京との開幕戦に勝利し、イレブンと喜び合う川崎・レアンドロダミアン(左から3人目)=撮影・西岡正
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 「明治安田生命J1、川崎1-0FC東京」(18日、等々力陸上競技場)

 高体連(青森山田高)出身選手としてはクラブ初の開幕戦での先発出場を勝ち取ったFC東京のMF松木玖生(18)は、後半27分に交代で退くまで、上々のプレーを見せた。GKに阻まれたものの強烈なミドルシュートを放つ場面もあり、持ち味を出したデビュー戦となった。試合は、終盤に川崎がCKからFWレアンドロダミアンがヘディングシュートを決め、これが決勝点となった。

 44番を背負って“多摩川クラシコ”のアウェー戦に姿を見せた松木。前半24分、永井からパスを受けた松木はハーフウェーライン付近でダイレクトで前にはたき、永井のスピードを生かす。右のレアンドロにパスがつながりシュートした。この場面は川崎GKのチョン・ソンリョンが好セーブを見せた。

 同28分には、前線からこぼれてきた形のボールを、ミドルシュート。相手GKに跳ね返されたものの、スタジアムをわかせた。前半終了間際にはロングパスを前線でおさめ、相手守備選手を引きつけながらFWディエゴオリベイラにパスするなど、積極的に絡んでいった。

 後半5分には、相手選手へのチェックでファウルをとられ、初のイエローカードも受けた。同25分、ボール争奪戦のところで後方からチェックを受け痛む場面も。直後の27分に三田と交代でピッチを退いた。

 川崎の決勝点が生まれたのは後半36分。遠野の左CKに対し、ニアサイドで守備選手の前に入り込んだレアンドロダミアンが、頭で合わせて、ゴール右隅に決めた。

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