横浜M 後半4発で王者・川崎を一蹴 仲川2戦3発復活兆し「決められて良かった」

 「明治安田生命J1、横浜M4-2川崎」(23日、日産スタジアム)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参戦する4チームの変則日程で2試合が行われた。横浜MはFW仲川輝人(29)の2得点などで、3連覇を狙う川崎に4-2で逆転勝ちした。

 後半に怒濤(どとう)の4ゴールを集め、横浜Mが王者を一蹴した。“神奈川ダービー”では19年11月以来5試合ぶりの勝利。立役者の一人、2得点の仲川は「自分が決められて良かった」と心地良い汗を拭った。

 1点を追う後半12分に追い付くと、わずか1分後だった。FWエウベルの右クロスに飛び込んだ仲川が右足で押し込み逆転に成功。3-2の同33分にはペナルティーエリア左隅から「練習でも入ったことないくらい。10回に1回出るか」という圧巻の右足ミドルで勝利を決定付けた。

 復活を期すシーズンとなる。横浜Mが優勝した19年にはMVPと得点王(15得点)に輝き、日本代表にも選出されたが、直近2年は負傷の影響もあって「ふがいない年を過ごした」(仲川)。今季は昨季得点王の日本代表FW前田(セルティック)が抜けた左FWに主戦場を移した。背番号23は「自分の背番号(と同じ得点数)を取れるくらい活躍したい」と意気込んでいた。

 1試合2得点は18年9月の仙台戦以来。「時が止まった感じ」と心境を明かした。開幕戦に続く連発で2試合3得点と最高の滑り出し。「欲を言えばハットトリックしたかった」と口も滑らかだった。標榜(ひょうぼう)する「アタッキング・フットボール」を体現した大勝劇。3季ぶりの奪冠には仲川の復活が鍵となる。

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