森保監督 冨安の招集に「プレーできる状態なら考えたい」古橋も「状態次第」
日本代表の森保一監督(53)が1日、オンライン取材に応じた。W杯カタール大会アジア最終予選オーストラリア戦(24日、シドニー)に向け、左ふくらはぎを痛めているDF冨安健洋(アーセナル)について「プレーできる状態であれば招集も考えたい。できない状態であれば無理をすることなく、けがを治すことに専念してもらいたい」とコンディションを見つつ改めて招集の判断をするとした。
冨安は1、2月の代表活動には右ふくらはぎの負傷で参加できず中国戦、サウジアラビア戦には出場できなかった。続けての負傷に森保監督は「本人は1試合でも多く、少しでもプレーしたいという気持ちを持ってクラブでも代表でも貢献したい気持ちを持ってやってくれています」と思いやった。
また、昨年12月から右太もも裏を負傷しているFW古橋亨梧(セルティック)の招集については「本人の状態次第だと思います」と言及。セルティックのポステコグルー監督は復帰時期について次の国際Aマッチ期間後になる見通しも話しており、森保監督は「試合勘がまた問題にもなってくると思う。彼が試合に出られるようになるところを見て決めていきたい」とした。
ベストメンバーが組めない可能性が高い中で迎える敵地でのオーストラリア戦。勝てば7大会連続7度目のW杯出場が決まる重要な一戦で指揮官は「彼ら(オーストラリア)は次の試合に勝たないといけない状況。かなりアグレッシブに攻めてくる。圧力に受け身にならず我々が勝利をつかみ取りにいくということ、しっかりとその試合に勝ってW杯出場を決めるという強い気持ちを持って臨まないといけない」と力を込めた。