鹿島FW鈴木優磨が3・11にゴール「サッカーができるのは当たり前じゃない」

 後半、チーム2点目のゴールを決め指を点に突き立てる鹿島の鈴木
 後半、チーム2点目のゴールを決め喜ぶ鹿島の鈴木(中央)=撮影・秋山亮太
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 「明治安田生命J1、神戸0-2鹿島」(11日、ノエビアスタジアム神戸)

 鹿島が神戸に快勝し、3勝1敗で勝ち点9となり、暫定3位に浮上した。

 前半7分、センターバック(CB)に入ったDF三竿健斗(25)のヘディングで先制。後半9分には、こぼれ球に反応したFW鈴木優磨(25)が強烈な右足シュートで追加点を決め、「あんまりミドルシュートとか打たないが、タイミングが良かったので打ったら入った」と淡々と振り返った。

 東日本大震災から11年となったこの日、自身も中学2年時に震災を経験したという鈴木は「大きな出来事で忘れちゃいけない事。ピッチに入る時、ここで健康にサッカーができるのは当たり前じゃないと常に言い聞かせて入っている。鹿島も大きなダメージを受けたし、僕自身にとってもすごく思いのある日だったので、何としても勝ちたい気持ちがあった」と思いを明かした。

 また、試合前には両チームの先発選手がウクライナ国旗がプリントされた白地のTシャツを着て入場。通常はチームごとに別れて行う試合前の写真撮影を、両チームがそろって「STOP WAR」と書かれたボードとともに行い、ロシアのウクライナ侵攻に対して戦争反対のメッセージを表明した。

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