カズ 複雑な思い「僕という選手は監督にとって大きなストレス」兄・泰年監督とハグ

 青森に勝利し、鈴鹿・三浦知良(右手前)と喜び合う三浦泰年監督(撮影・高部洋祐)
 試合後、談笑する鈴鹿・三浦知良(左)と三浦泰年監督(撮影・高部洋祐)
 後半、選手交代でピッチから退き、鈴鹿・三浦泰年監督(左)とタッチを交わす三浦知良(撮影・高部洋祐)
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 「JFL、鈴鹿2-0青森」(13日、四日市市中央陸上競技場)

 スタメン出場し、60分間プレーした鈴鹿のカズことFW三浦知良は、JFLの最年長出場記録を55歳15日に更新した。試合後は、兄でもある泰年監督とグータッチをかわし、ハグをしていた。

 試合後、この時の心境を聞かれたカズは「監督業はいつも見ていて大変だなと思います。僕という選手は監督にとって大きなストレスだと思うんですよね、これは最近思うことなんですけど」と最年長選手として注目される自身の立場を踏まえた上で語った。

 「僕をクラブが雇って使う監督は良い意味でも悪い意味でもストレスになると思うんですよね。僕のことは他の選手とまた違った意味でいろんなことを考えて、使う・使わないを判断しなければならない。その中で使ったら勝たないといけない。勝たせるという監督の大きな仕事があって、そこで判断して僕を使うということは大きな賭けもある。そういう苦労はいつも監督に対して感じている」

 さらに、今季は実の兄である泰年監督のもとでプレーすることになる。「泰さんに先発で使ってもらって、僕自身も勝利がとにかくほしかった。泰さんもほしかったと思う。そういう意味では今日は勝てたことがうれしかった。それがハグになった。でもあまり泰さんは、ぐっとこなかったですね。抱きしめてくれると思ったけど、さらっと行ってしまった」と冗談めかしつつ、「昔から怖かった泰さんがまだありましたね。緊張感が」と思いを語った。

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