神戸・三浦監督 負ければ敗退のACLプレーオフに悲壮決意「すべて出し切る気持ちで」
J1神戸の三浦淳寛監督(47)が14日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)東地区プレーオフのメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)戦(15日・ノエスタ)に向けた前日オンライン会見に臨んだ。「明日の試合ですべて出し切るぐらいの気持ちで戦って何としても明日の試合勝ちたい」と決意を示した。
神戸は今季開幕から3分け3敗とリーグ戦6戦未勝利。1999年に記録した5戦未勝利(1分け4敗)を超えて23年ぶりにクラブワーストを更新した。直前となる鹿島戦(11日・ノエスタ)でも0-2で完敗。結果が出ない中で負傷者だけが増え、6試合のうち4試合が無得点と苦境に陥っている。「リーグ戦でなかなか良い結果が出せていないですけども、我々の目標はACLをしっかり取ること。そこに関しては気持ちを切り替えることがすごい重要」とメルボルンV戦に目を向けた。
プレーオフでは勝たなければ、本戦に進めないため、何としても今季初勝利が求められる。また、ACLの規定ではJリーグと異なり外国籍選手の出場が3人(プラスアジア枠1)までとなる。鹿島戦でメンバー外だったFW大迫勇也やボージャン・クルキッチの起用については「外国人の枠というのがありますし、大迫の状態もありますけども、まだコンディション上げていく段階であるのは間違いないですね」とギリギリまで状態を見極めて判断する。
クラブも重要な一戦に多くのサポーターの後押しを願う。この日、緊急企画としてサポーターズシート来場者先着2000人限定で「一致団結ハチマキ」をプレゼントすることを発表した。
また、神戸が勝利した場合、神戸新聞社が勝利給として100万円を選手に贈呈する。「神戸新聞デー」としてデイリースポーツなど神戸新聞グループが盛り上げた2月26日のホーム開幕福岡戦が引き分けに終わり、「マン・オブ・ザ・マッチ」に贈られることになっていた100万円を転用し、ACL本戦出場を後方支援する。