神戸・三浦監督 負傷者続出に「明らかにスケジュールのところ」過密日程の問題も指摘
J1神戸の三浦淳寛監督(47)が18日、清水戦(19日・アイスタ)を前にオンライン取材に応じた。負傷者が続出するチーム状況の中、「全員が元気でいろんな選択肢を持った中で戦えるのが理想ですけど、それ自体はどう考えても変わらない。今いる戦力でしっかり戦いたい」と今季リーグ戦初勝利を目指す。
今季リーグ戦は3分け3敗。クラブワーストを更新する開幕6戦未勝利と調子が上向かずにいたが、15日のACLプレーオフ・メルボルンV戦(ノエスタ)で、延長戦の激闘を4-3で制した。公式戦7戦目で待望の初勝利をつかんだ。
メルボルンV戦では右足裂傷で2試合を欠場したFW大迫勇也が強行復帰。2得点に絡みチームを救った。清水戦での起用については「CK値と彼のコンディション含めて、しっかりと話をする必要がある。チームにとっては本当に欠かせない存在ですし、やはり大事なところで結果を出してくれる選手。その辺も含めて起用を考えたい」と慎重な姿勢だ。
FW武藤嘉紀やFW藤本憲明が長期離脱となるなど攻撃陣での負傷者が続く。「ノリ(藤本)に関しては清水(在籍時)でけがしたところなんですけど、そこを自然治癒の中でトレーニングしていて、やっぱりそこが気になるということで手術した」と説明する。一方で開幕から清水戦まで8連戦と続く日程の問題も指摘した。「けが人が他のクラブもめちゃめちゃ多いじゃないですか。これはもう明らかにスケジュールのところだと思っています。やっぱりこれだけ体と心の準備がなかなかできない中で8連戦をしのぐのはものすごくしんどいものがある。けがというのは付きものとはいえ、ちょっとスケジュールに関しては本当に厳しいなと考えています」と語った。
負傷者の離脱を補強でカバーする可能性を問われると「補強に関しては強化にすべて任せていますから私が決められることではない」と答えた。「今いる中でいかに選手をうまく回していけるかということに注力しています」と現有戦力で臨む清水戦で17位からの浮上を目指す。