マジョルカ、“エトー方式”で久保建英の権利購入を希望
サッカースペイン1部リーグ、マジョルカが日本代表のMF久保建英の権利の半分を購入すべく希望しているという。スペインのウェブ新聞OKディアリオの地方版が伝えている。
報道によると、マジョルカはかつてのカメルーン代表(現在同国サッカー協会会長)のFWサムエル・エトーを獲得したのと同じ方法を用いて、久保が来季もプレー継続できるよう考えているという。当時のエトーは能力の片鱗は見せていたが、レアル・マドリードのトップチームに定着するまでには至らないとの評価をされており、マジョルカが活躍の場を提供する形で獲得した。久保の現状についても外国人枠の関係で、来季レアル・マドリードでプレーできるか微妙な状況だけに、過去の成功パターンを踏襲する形で来季のプレーを望んでいるという。
また、マドリードとマジョルカが久保を共同所有する場合、レアル・マドリードは買い戻しオプションの優先権を持つことになる。それが難しいのならマジョルカはレンタル継続をレアル・マドリードに要望することになる。
マジョルカにとって久保は単に主力選手であるだけではなく、ファンとスポンサーの引きを持っている選手。現在のメインスポンサー、タイカは日本企業で契約金の200万ユーロ(約2億6000万円)はクラブ史上最高額であり、久保の再加入後に決まっている。契約は今季限りだが、久保が“残留”すれば別の日本企業からの出資が見込めるという。
ただ、これらの可能性はあくまでマジョルカの1部残留が大前提。2部降格すれば可能性は消滅する。これは現所属の韓国代表MFイ・ガンインも同様で、他チームへ移ることになる。