J1神戸が三浦監督解任 後任はリュイス氏ら候補 ACL本戦進出も開幕7戦未勝利で
J1神戸は20日、三浦淳寛監督(47)との契約を解除したことを発表した。今季はリーグ戦4分け3敗の開幕7戦未勝利とクラブワーストを更新するなど成績不振による解任で、今季J1初の監督交代となった。後任には今季ヤングプレイヤーデベロップメントコーチに就任した元J3今治監督のリュイス氏(41)らを候補に人事を進めており、近日中に発表する。
神戸に激震が走った。「アジアNo.1クラブ」と掲げた今季、わずか公式戦8試合で指揮官交代を決断した。
15日のACLプレーオフ・メルボルンV戦では延長戦の末に今季公式戦初勝利を飾り、本戦出場権を獲得した。しかし勢いは続かず、19日の清水戦を0-0で終えた。決断するとすれば、リーグが2週間中断するこのタイミングしかなかった。
三浦監督はスポーツダイレクター(SD)を務めていた20年9月にトルステン・フィンク監督の退任を受けて指導者経験のないまま監督に就任。強化責任者が監督に就任する異例の人事だった。同年のACLでベスト4、昨季はクラブ史上最高の3位となり、さらなる結果を求めて3季目を迎えていた。
三浦監督はクラブには残らない。「志半ばですがチームを離れる形になり残念です。2018年からヴィッセル神戸の改革に携わる事ができ、現場・フロント・サポーターと一緒に本気で闘えた事に心から感謝しています」とクラブを通じてコメント。SD時代から4年3カ月、同じ目標に向かった選手、スタッフ、サポーター、家族への感謝を示した。