J1神戸 SDに永井秀樹氏就任「初心に立ち戻り粉骨砕身努力」S級ライセンス停止中

 J1神戸は21日、ヤングプレイヤーデベロップメントコーチのリュイス・プラナグマ・ラモス氏(41)が監督に就任し、暫定的に指揮を執ることを発表した。また、今季は空席となっていたスポーツダイレクター(SD)には元J2東京V監督の永井秀樹氏(51)が就任する。リーグ戦4分け3敗と開幕から7戦未勝利のチームは20日に三浦淳寛前監督(47)との契約解除を発表していた。

 神戸の強化責任者であるSDには三浦前監督が18年に就任。元スペイン代表アンドレス・イニエスタの獲得などに携わった。三浦前監督が20年9月にトップチームの監督に転身した後は、当時アカデミー部部長の平野孝氏が就任。昨季まで務めてきた。今季、平野氏がトップチームのアシスタントコーチに配置転換となり、SDは置かずに栗原圭介強化部長(48)が強化責任者を務めてきた。平野氏は今回の体制変更で、林健太郎ヘッドコーチ(49)とともにスカウティング業務に従事することとなった。

 新たに就任する永井SDは東京Vユース監督を務めていた19年7月にホワイト監督の退任を受けて、東京V監督に就任。就任3季目を迎えていた昨年9月に成績不振を理由に辞任した。同年8月にはパワハラ行為があったと一部で報じられ、Jリーグもこれを認定。今月10日の日本協会の理事会では永井氏のS級コーチライセンスを1年停止としている。

 永井SDはクラブを通じて次のようにコメントした。「この度、ヴィッセル神戸のスポーツダイレクターに就任させて頂くことになりました。夢のあるヴィッセル神戸のプロジェクトに加われること光栄に思います。プロジェクト成功の為に初心に立ち戻り粉骨砕身努力してまいります。

このような機会を与えて頂きましたヴィッセル神戸全ての関係者の皆様に心より感謝致します。ヴィッセル神戸のファン、サポーターの皆様、この先ヴィッセル神戸が更に成長し世界に誇れるクラブになっていけますよう引き続き応援のほど何卒宜しくお願い致します」

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