J1神戸 2度目交代も視野“暫定体制”発表 監督にリュイス氏、SDに永井氏就任
J1神戸は21日、若手育成を担当するヤングプレイヤーデベロップメントコーチのリュイス氏(41)が監督に就任して暫定的に指揮を執ることと、元東京V監督の永井秀樹氏(51)のスポーツダイレクター(SD)就任を発表した。
前日に三浦淳寛監督(47)の解任という大なたを振るった神戸が新体制を明らかにした。しかし、リュイス新監督を筆頭とした新体制には「暫定体制」の文字が付記された。
再開初戦となる4月2日の京都戦(ノエスタ)にはこの体制で臨む。結果が出れば問題ないが、今季2度目の監督交代も視野に入れた暫定体制となる。初練習は24日に行う。
スペイン出身のリュイス氏は20年に今治監督として来日。MFイニエスタらと直接コミュニケーションを取れる強みはあるが、J1指揮経験はない。
また、強化責任者のSDに就任した永井氏はクラブを通じ「プロジェクト成功のために初心に立ち戻り粉骨砕身努力してまいります」などとコメントした。東京V監督時代のパワハラ行為で日本協会からS級コーチライセンスの1年間の資格停止処分を受けているが、フロント入りは可能となっている。
◆リュイス・プラナグマ・ラモス 1980年10月25日、スペイン・カタルーニャ州出身。99年にスペイン1部エスパニョールのユースチーム監督として指導者キャリアをスタート。その後、エスパニョールやグラナダBチームの監督などを歴任した。2020年、J3参入初年度のFC今治の監督に就任。21年5月に解任。22年にJ1神戸のヤングプレイヤーデベロップメントコーチに就任した。
◆永井秀樹(ながい・ひでき)1971年1月26日、大分市出身。国見高、国士舘大を経て、92年にV川崎(現東京V)に入団。95年のJFL福岡ブルックスへの期限付き移籍以降は複数クラブでプレーし、45歳となった16年に東京Vで現役引退した。17年から東京Vユース監督を務めていたが、19年7月にホワイト監督の辞任を受けて東京V監督に就任。21年9月辞任。J1通算191試合出場32得点。