森保監督「走って戦える選手を」大迫、前田ら不在の最前線 浅野、南野の起用も
W杯カタール大会アジア最終予選オーストラリア戦(24日、シドニー)に挑む日本代表の森保一監督(53)が23日、シドニー近郊にある試合会場のスタジアム・オーストラリアで公式会見に臨み、「まずは勝ちにいく。誰かが勝利やW杯出場を与えてくれるものではない。自分たちが勝ち取る、つかみ取るということ」と大一番への心構えを説いた。
最大の焦点は大迫勇也(神戸)前田大然(セルティック)が不在のセンターFWとなる。森保監督は会見で「激しく来る相手を上回って得点を奪える選手、インテンシティー高く、チームのため仲間のため日本サッカーのために、走って戦える選手を起用したい」と言及。本来は中央を得意とする南野拓実(リバプール)や浅野拓磨(ボーフム)の起用も想定される。
当日に予想される雨に加え、勝たなければ後のないオーストラリアがなりふり構わずボールを蹴り込み、試合を“壊す”可能性もある。試合会場は約8万人収容に対し、前日までの前売り状況は3万5千人ほどにとどまっているという。“完全アウェー”の雰囲気は若干抑えられそうだが、「タフな試合になる」(森保監督)ことは間違いない。
B組で日本は6勝2敗の勝ち点18で2位、オーストラリアは4勝3分け1敗の同15で3位。日本は勝てば7大会連続7度目のW杯出場が決まる。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が23位で、オーストラリアは37位。通算成績は日本の10勝9分け7敗。