森保監督オマーン戦後「辞める覚悟」伝えていた「何となくの同情で取り返しつかなくなる」

 サポーターに見送られ笑顔を見せる森保監督(撮影・棚橋慶太)
 オーストラリアを出発する(左から)森保監督、山根視来、守田英正、三笘薫ら(撮影・棚橋慶太)
 オーストラリアを出発する森保監督(撮影・棚橋慶太)
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 日本代表の森保一監督(53)がW杯カタール大会出場決定から一夜明けた25日、シドニー市内で取材に応じ、「世界の強豪を超えていく。W杯でベスト8以上の成績を収めたい」と本大会に向けた決意を新たにした。 24日のオーストラリア戦後、主将の吉田麻也(サンプドリア)が、指揮官から「いつでも辞める覚悟はできている」と告げられていたことを明かした。

 森保監督は初戦のオマーンに敗れた後に吉田や日本協会関係者に伝えたことを認め、「『本当に自分でいいんだろうか』という思いがあった。もしダメならば早く代えてもらった方が日本サッカーのためになる。何となくの同情で判断を遅らせることで、結局取り返しのつかないことになってしまう。そういうことが起こらないように」と当時を振り返った。

 「日本のサッカーがそこ(解任)から勝てるのであれば、発展させることができるのであれば、(監督は)自分ではなくても(いい)。本当にこの人だったら100%勝てる、この人だったらより高い確率で勝てる、日本サッカーを発展させられるという人に代わってもらった方がという思いがある。代えてもらっても大丈夫だっていう思いは(伝えた)」。私心を捨て、日本のために最善の選択をすべきとの考えを述べた。

 「一戦一戦が生きるか死ぬかと言うと、ちょっと大げさかもしれないですが、監督というポストが続くのか終わるのかは、親善試合から全て起こりえること」。代表指揮官としての覚悟を改めて口にした森保監督は、カタールで日本の歴史を変える戦いに挑む。

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