JFA田嶋会長“森保体制”を「確信を持って継続してきた」崖っぷちでも信頼揺るがず
日本代表がW杯カタール大会アジア最終予選を勝ち抜き、7大会連続7度目の本大会出場を決めたことを受け、日本サッカー協会(JFA)が26日、出場権獲得会見を行った。田嶋幸三会長、反町康治技術委員長、森保一監督、主将の吉田麻也(サンプドリア)が出席した。
最終予選では初戦のホームでオマーンに、第3戦でもサウジアラビアに敗れるなど厳しいスタートだったこともあり、森保監督は進退崖っぷちの状態でもあった。ただ、田嶋会長は「一度(監督を)決めたからずっとやるという気持ちは全く持っていませんでした」と明かした上で、改めて森保一監督の信頼に揺るぎなかったことを振り返った。
田嶋会長は森保監督について「このW杯予選の厳しさは選手としても体験している。そしてJリーグの優勝経験は日本人監督としてはトップクラス」と話し、信じ続けた理由として「(最終予選序盤で結果が出ず)危機だ、危機だと言うことを本当にそれがチームの危機なのかと。チームの内情だとか選手との関係だとかを見ている中で全く揺るぎがないと思っていたから確信を持って継続してきた。改めて森保監督を信頼して信じてここまでサポートできたことは本当に良かった」と語った。
本大会への戦いはここから再び始まる。本大会出場を決めた中でW杯カタール大会アジア最終予選の最終戦となるベトナム戦(29日、埼玉)も控える。田嶋会長は「最低限のハードルをクリアしたと思っています。カタールに向け新たな準備をしないといけない」と今後を見据えた。