７大会連続となるＷ杯カタール大会出場を決めた日本代表は２７日、最終予選最終戦のベトナム戦（２９日・埼玉）に向けてオンライン取材に応じた。林大地（２４）＝シントトロイデン＝は「自分にある可能性を信じてやるしかない」と本大会でのメンバー入りへ闘志を燃やした。

　林はＷ杯出場を決めた２４日のオーストラリア戦直前に前田大然（セルティック）がコンディション不良となり、急きょ招集された。オーストラリア戦ではベンチ外だったが、ここからの巻き返して、本大会メンバー入りを狙う。

　昨年の東京五輪でも大会半年前の３月に初招集。そこからセンターフォワードの地位をつかみ取った。「いくらでも序列はひっくり返るというのは自分が一番体験した」と振り返る。一方で「中途半端な気持ちだったり、準備をしていたら起こることも起こらない」と気合も込めた。

　所属するシントトロイデンには元日本代表ＭＦ香川真司が加入。招集前には「しっかり頑張って来いよ」と声をかけられ送り出された。「真司さんがチームに来てからすごいチームの雰囲気ががらっと変わった。Ａ代表で１０番をつけて戦っていた選手が来て、海外でもすごい活躍していた。真司さんすごいポジティブなので精神的な部分ですごい支えてもらっていると思います」と刺激を受けていることを明かした。