吉田麻也「本当に先進国なのか」改めて6万人来場呼びかけ「サッカーファミリーみんなで」

 7大会連続となるW杯カタール大会出場を決めた日本代表は27日、最終予選最終戦のベトナム戦(29日・埼玉)に向けてオンライン取材に応じた。主将の吉田麻也(33)=サンプドリア=は改めて6万人の来場をサポーターに呼びかけた。

 26日のW杯出場権獲得会見に出席した吉田は「まだ声は出せないですが、次のステップとして6万人。たくさん集まってみんなで勝って、もう一回W杯出場をみんなで喜び合いたいと思っています」と望んだ。試合を翌日に控えて再び思いを語った。

 吉田は「会見で言った通り、選手は満員のスタジアムで代表戦をやることに飢えている」と強調。「ヨーロッパやこの間のオーストラリアもそうですけど、明らかに日本と違うので何とか少しでも良い方向に持っていきたいと思っています。やっぱりそのためには誰かが突破口を開かないといけなくて、それが僕はサッカー日本代表であるべきだと思っている」。大観衆の中開催された欧州CL、NFLのスーパーボウルなどを例に挙げながら、次の段階に進むことを望んだ。

 「スポーツの次のステップを踏むためにも必要だけど、スポーツだけじゃなくて、エンタメだったり、飲食だったり、今、みんな我慢している状況。誰かが扉を開かないといけないんじゃないかと感じてる」と日本代表の存在意義を語る。

 欧州での長い選手経験や代表での国際経験から疑問を感じることは多い。「この間の入国に関しても、まったく違う。ヨーロッパとかオーストラリアとかと比べて。本当に先進国なのかというぐらい差がある」と指摘する。「改善しないといけないところは僕だけでなく、みんなが思っていることなんですけど。まあ僕たちにできることはサッカーでひとつひとつ実績を上げていって、政府関係者の気持ちを動かしていくことしかできないので。ファンも含めてサッカーファミリーみんなで変えていけたらいいなと思う」と語った。

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