日本代表・森保監督 ベトナム戦スタメン最大8人入れ替えも W杯メンバーサバイバル

 「W杯アジア最終予選、日本-ベトナム」(29日、埼玉スタジアム)

 サッカーのW杯カタール大会出場権を獲得した日本代表は28日、アジア最終予選で最終戦となるベトナム戦(29日、埼玉スタジアム)に向けて、試合会場で冒頭15分間を除く非公開で最終調整した。森保一監督(53)は前日会見で「メンバーを入れ替えて戦いたい」と明言。オーストラリア戦から最大8人が入れ替わる可能性もある。勝てば自力での3大会連続首位通過が決まる。

 W杯への生き残りを懸けた戦いが始まる。森保監督は「大幅にメンバーを入れ替えて戦いたい」と明言。オーストラリア戦から最大8人が入れ替わる可能性も出てきた。

 3トップには三笘、上田、久保建の東京五輪世代が並ぶとみられる。前戦で鮮烈な2得点を挙げ、日本をW杯に導いた三笘は先発出場での力量が試される。上田には大迫の代役としての資質が問われる。中盤も3人が総入れ替えとなり、旗手が待望の国際Aマッチデビューとなりそうだ。

 コロナ渦での最終予選は半年間に10試合が詰め込まれた。親善試合を挟む余地はなく、新たな選手を試すことは困難だったが、W杯出場を決めたことで余裕が生まれた。単なる消化試合で終わらせるつもりはない。W杯ベスト8を掲げる森保監督は「勝ってW杯での最終目標につなげたい」と勝ち点3を求めた。勝てば3大会連続での首位通過が決まる。

 勝利にはさらなる意義もある。W杯組み合わせ抽選会は4月1日(日本時間同2日)にカタール・ドーハで行われる。ポット分けは31日付の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングに基づいて決まり、23位の日本は第3ポット入りが濃厚だが、他国の状況次第では第2ポット格上げの可能性もわずかに残り、1次リーグの組み分けで優位に立てる。

 森保監督は「全体的な、チームの戦うコンセプトは変わりはない。その中で個々の特長を思い切って発揮してほしい」と大きな期待を寄せた。し烈な“生存競争”が、日本を一層の高みへ引き上げることになる。

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