森保監督「監督としてドーハの歓喜に変えたい」 【抽選会後の一問一答】
W杯カタール大会の組み合わせ抽選会が1日(日本時間2日)、ドーハで行われ、7大会連続7度目の出場となる日本は1次リーグE組でスペイン、大陸間プレーオフ勝者(コスタリカ、ニュージーランド)、ドイツと同組の“死の組”となった。組み合わせ抽選会に出席した日本代表の森保一監督(53)は現役時代、W杯米国大会のアジア最終予選で“ドーハの悲劇”を経験し、W杯出場権を逃した。指揮官は「ドーハの悲劇の場だが、監督としてドーハの歓喜に変えたい」と意気込んだ。主な一問一答は以下の通り。
-スペイン、ドイツといった強豪と同組
「W杯に出てくるチームはどこも強豪だと思っていた。どこと当たるのかワクワクしながら抽選会に臨んだ。W杯でも優勝経験のあるスペインやドイツと一緒の組になった。我々にとって世界に挑む、世界に勝っていく部分でいい相手と戦える」
-ベスト8以上へ意気込み
「ベスト8以上に行きたいという目標を持っている。スペイン、ドイツ、ニュージーランドかコスタリカと強豪ばかりだが、そこに勝って我々がまずは決勝トーナメントに駒を進めるという部分では、どこが相手でも目標は変わらないので、戦いが楽しみです」
-ドイツの印象
「監督が代わって、世界的に非常にクオリティーの高いバイエルン・ミュンヘンの選手中心に、非常に強いチームと思っている」
-スペインの印象
「世界のトップトップのリーグがあって、ルイスエンリケ氏がスペインのサッカーを表現する中で、非常にクオリティーの高い選手たち、スペインのサッカーを具現化する選手たちを率いて素晴らしいサッカーをしているチーム。そこ挑めるのは楽しみ」
-今後へ
「現在のところでいうと、スペインやドイツは我々よりもFIFAランクが上で、W杯優勝経験もあるチーム。挑むというところは、勝つために戦うのは変わらないが、これから分析を進めて、相手を上に見るのではなく、我々が戦えるというところ、自分たちのストロングポイントも出して戦えるように準備したい」
-ドーハでW杯
「私が経験したことを選手たちに伝えることはない。我々がベスト16の壁を打ち破って、ベスト8以上に行くという目標を確認しながら、一戦一戦相手のことを分析して、自分たちの持てるものを全てぶつけるという、これまでやってきた目の前の一戦に最善の準備をする、全力を傾けるということをやっていきたい。私自身、ドーハの悲劇でW杯の夢をつかみ取れなかった場であるが、今回は監督としてW杯に臨んで、ドーハの歓喜に変えたい」
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日本は11月23日にドイツとの初戦を迎え、同27日にコスタリカとニュージーランドの大陸間プレーオフ勝者と、12月1日にスペインと対戦する。
日本の最高成績は2002年日韓大会、10年南アフリカ大会、18年ロシア大会のベスト16。カタール大会では初の2大会連続1次リーグ突破を目指す。