J1神戸 監督交代も実らず痛恨逆転負け クラブワースト更新の開幕8戦未勝利

 前半、選手に指示を出すリュイス暫定監督(撮影・吉澤敬太)
 前半、大勢のサポーターを背にボールをコントロールする神戸・イニエスタ(撮影・吉澤敬太)
京都に逆転負けし、うつむくイニエスタ(左)=撮影・吉澤敬太
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 「明治安田生命J1、神戸1-3京都」(2日、ノエビアスタジアム神戸)

 J1神戸は痛恨の逆転負けでクラブワーストを更新する開幕8戦未勝利となった。21日に就任したリュイス監督(41)は初陣を飾ることができなかった。

 ここまでリーグ戦4分3敗の神戸は20日に三浦淳寛前監督と契約解除。ヤングプレイヤーデベロップメントコーチだったリュイス監督が暫定体制として21日に就任した。

 スペイン出身のリュイス監督は初陣から独自色を見せた。中盤をダイヤモンド型にしたこれまでの4-4-2から、布陣を4-2-3-1に変更。守備ラインは右から酒井高徳、菊池流帆、槙野智章、小林友希。ダブルボランチに山口蛍と大崎玲央。2列目は右から初瀬亮、アンドレス・イニエスタ、ボージャン・クルキッチが並び、1トップに大迫勇也が入った。

 前体制では左サイドバックだった初瀬を右MFで起用し、これがまずは的中した。後半4分にボージャンが左サイドで持ち込み中央に入れたボールの処理を京都がもたつくと、大迫がつなぎ、初瀬が左足で先制点を決めた。

 初瀬はJ1通算106試合目で待望の初ゴール。ベンチやスタジアムも大盛り上がりとなったが、すぐに追いつかれる。後半10分にゴール前のルーズボールを京都DF荻原拓也に左ボレーでたたき込まれて同点とされると、3分後には荻原の左クロスをGK飯倉大樹がキャッチできずに、こぼれ球を京都FW宮吉拓実に決められた。後半ロスタイムにも京都MF山田楓喜にダメ押し点を奪われた。

 京都は3月23日から25日にかけて新型コロナウイルスの陽性判定が選手・スタッフ計14人に出たことで、チーム活動を5日間停止。29日に練習再開後、5日目で全選手がそろわない中、先制されても巻き返す気迫を見せた。

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