INAC神戸 2位・日テレ東京Vに3発圧勝 WEリーグ初代女王へ首位独走13戦無敗
「Yogibo WEリーグ、日テレ東京V1-3INAC神戸」(3日、味の素フィールド西が丘)
首位・INAC神戸がアウェーでの2位・日テレ東京V戦に3得点で圧勝した。開幕から11勝2分けで無敗を継続。日テレ東京Vとの勝ち点差が「9」となった。
INAC神戸が初代女王を大きく引き寄せる敵地での勝利をつかんだ。前半から主導権を握ると、21分に相手GKのパスミスを日本代表FW田中美南が奪って3試合連続ゴールで先制。37分にはCKからのこぼれ球をFW阪口萌乃が左隅に鋭いシュートを決めてリードを広げた。後半も阪口が13分にこの試合2点目を決めて充実ぶりを見せつけた。
前節は試合のない「WE ACTION DAY」だったため、2位との大一番に向け、しっかりと準備してきた。日本代表MF成宮唯は「試合前から今日の一戦の重みはチーム全体で理解していた。今週1週間、優勝を決める大事な一戦になると意識してトレーニングしてきた。課題は後半に特に多くありますけど、内容ともかく結果がついてきて良かった」と納得の表情で振り返った。
チームは昨年11月の浦和戦以来、6試合ぶりとなる複数得点。FW起用で2点を決めた阪口は「前の方でプレーすることが増えたので、ゴールに絡むことを心懸けてはいる。今日はコンディション的に調子良くなかったので、みんなが声でもプレーでも支えてくれたので点が取れて良かった」と話した。
2位との勝ち点を3試合分の9差に広げて初代女王に大きく近づいた。星川敬監督は「WEリーグは上位と下位の勝ち点差は少しあるが、拮抗した良いリーグ。日テレに勝ったからといって自分たちに油断はない。もっと良いゲームができるんじゃないかということにこだわっていけば、結果は自然とついてくるんじゃないかなという意識はあります」とさらなる加速を誓った。