J2山形-岡山戦は再試合決定 競技規則の適用ミスによる再試合は初の事例

 Jリーグは5日、臨時理事会を開き、J2第8節の山形-岡山戦(3日、NDスタ)で、勝敗に影響するような担当審判員の競技規則適用ミスがあったため、再試合を行うことを決めた。競技規則の適用ミスによる再試合は初の事例。実施方法や試合開催日時などについては、理事会を経て改めて決定される。

 Jリーグは「山形が約80分間にわたって一人少ない状態で試合を行うことになり、試合の結果に重大な影響を及ぼし得た」ことを主な理由とした。

 日本サッカー協会の扇谷健司審判委員長は「多くの方にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げたい」と謝罪。4人の担当審判員について「あってはならないことだが、何か犯罪を犯したわけではない。メンタル的にもフィジカル的にも参っている。それをリカバリーさせ、いろんなトレーニングをしなければいけない。競技規則を改めて再認識させるための研修プログラムを用意しなければいけない。少なくとも1カ月半から2カ月、状況によってはそれ以上になるかもしれないが、どういった形で復帰させるのがいいのか模索しながら、我々がサポートしていきたい」と語った。

 Jリーグの野々村芳和チェアマンは「公平性の観点、Jリーグの信頼をどう守るかというところで、両チームの現場、サポーターの気持ちを考えるとつらいものがあるが、再試合を設定することに決まった。今までもこれからもレフェリーへのリスペクトは同じ。ともにサッカーという作品を作っていく仲間なので、その気持ちを共有したい」と語り、6日にも岡山、山形に対して詳しい経緯説明を行う考えを明かした。

 試合では前半10分過ぎ、山形DF半田陸が後藤に送ったバックパスが大きく逸れて無人のゴールに向かい、後藤は飛びつきながら手でかき出した。味方の意図的なバックパスをGKが手で処理した場合、相手に間接FKが与えられる。清水修平主審は間接FKを与えた上で、後藤にレッドカードを提示し、退場を命じた。

 競技規則第12条には「ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない」と明記されている。後藤への退場処分は競技規則の適用ミスとして大きな波紋を呼んでいた。

 一人少なくなった山形はMF国分伸太郎に代えてGK藤嶋栄介を投入したが、後半47分に岡山FW木村太哉にゴールを決められ、0-1で敗れた。

 後藤の退場処分の取り扱いについて、Jリーグの黒田卓志フットボール本部長は10日の秋田戦までに結論が出ると語った。

 過去には2018年6月6日の天皇杯2回戦・名古屋-奈良クラブ戦で、1-1の末に突入したPK戦で奈良クラブが5-4で勝利したが、5日後に日本協会が「明らかな競技規則の適用ミス」があったと発表。同28日にPK戦のみのやり直しが行われ、名古屋が7-6で3回戦に進んだ。当時の担当も清水修平主審だった。

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