マラドーナ氏のユニホーム競売へ 「神の手」「5人抜き」で着用
サッカーの元アルゼンチン代表で一昨年11月に死去したディエゴ・マラドーナ氏が1986年W杯メキシコ大会準々決勝のイングランド戦で着用した背番号10のユニホームがオークションにかけられることになった。6日のロイター通信によると、主催者の競売大手サザビーズが最低でも400万ポンド(約6億5千万円)での落札を予想する。
イングランド戦では後半6分、GKと浮き球を競り、左手で触って得点。4分後には約60メートルのドリブルからゴールを奪った。「神の手」と「5人抜き」の伝説の2ゴールとして語り草になっている。対戦相手が試合後にユニホームを交換し、これまで博物館に展示されていた。
一方、故マラドーナ氏の関係者は前半に着用していたものではないかと真偽に疑問の声を上げた。長女ダルマさんは「父が後半に着ていたものではない」と語った。
サザビーズは鑑定の結果、本物とする。競売はオンラインで20日から5月4日まで実施。