C大阪MF乾貴士を謹慎処分 5日柏戦途中交代時の態度を問題視 神戸戦もメンバー外
J1C大阪の元日本代表MF乾貴士(33)がクラブから謹慎処分を科せられていることが10日、明らかになった。5日の柏戦(ヨドコウ)で途中交代した際の態度をクラブは問題視。10日のノエビアスタジアム神戸での神戸戦でもメンバー外となった。
乾はゲーム主将として先発した柏戦で0-1とリードされた後半17分にFWパトリッキとの交代を告げられた。キャプテンマークをDF西尾に託し、ベンチに引き揚げてきたが、小菊監督らとの握手を拒否。高橋コーチと激しく言い合うなど交代に不満を示していた。
柏戦後の会見でこの件について問われた小菊監督は「負けている状況で負けず嫌いの性格なので責任感の強さがああいう形になった。興奮してプレーしている状態なので、そこはノーマルかなと思っています」と一定の理解を示しながらも「そういった中でもセルフコントロールというのは当然していかないといけない。彼も学ぶことはしてほしい」と指摘していた。
クラブもチームの規範となるべき副将の態度を問題視。「クラブ全員でひとつの方向を向かおうとしている中で、それに反する行為」と同日中に謹慎を言い渡した。以後は練習参加も認めていない。現時点では謹慎期間は未定。11日以降に本人との話し合いの場を持ち、今後については決定する。